小児歯科医療への想い
小児歯科は、むし歯になったら来る場所でしょうか?むし歯になる前に予防する場所でしょうか?
小児歯科は、『歯が生えてくる前からのお口の健康や、体の健康を育てる場所でもある。』と考えています。
小児歯科は、むし歯になってから通うだけの場所ではありません。
小児歯科医療従事者には、『歯が生える前から赤ちゃん・子どもの健やかな成長を見守る役目がある。』と考えています。
歯科は、病気でなくても長期にわたって定期的に通院する科です。
特に小児歯科は小さい頃から定期的に1ヶ月から3ヶ月の間隔でその子の成長を診ていきます。
口の中の成長、発育だけではなく、体全体の発育、心の発育、その子を取り巻く環境の変化も診ていきます。だからこそ、その時々に合ったアドバイスをしたり、適切な早期介入をしていくことができると考えています。
歯が生えていない時から歯科医院に行って何をするの?と思われる人もいるかもしれません。
実は、歯が生えてくるまでにその後の健やかな成長に向けて保護者が知っておくべきこと、やっておいた方が良いことがたくさんあるのです。
例えば、離乳食についても小児歯科では、その子の成長に合った進め方の指導をすることで、お口の機能(食べること・発音すること・鼻呼吸すること)をしっかり育てていくことができます。
今はネット社会ですので、ネットで検索すれば様々な情報が簡単に入ってきます。
しかし、それが全てそれぞれのお子さんにとって有益な情報かどうかは全く分かりません。その子、その子によって状況が違うので、それを実際に診てアドバイスしてくれる場所を見つけておくことが大変重要だと考えています。
是非、ご相談ください。
お力になれると思います。
2022年04月30日 更新