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大分市賀来にある歯科医院です。

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お子さんはいびきをかいていませんか?

お子さんが大きないびきをかいていたら要注意です!!

お子さんがいびきをかいていたら、良く寝ていると思われがちですが、それは病気のサインかもしれません。

大きないびきを特徴とする睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が何回も止まってしまう病気です。

睡眠時無呼吸症候群は、最近では成人の病気としてよく知られていますが、子どもは見過ごされることが多いようです。

また、無呼吸まではいかなくても低呼吸なのが小児睡眠関連呼吸障害の特徴です。

良い睡眠は健康維持には欠かせませんが、特に子どもは脳の成長や発達にも大きな影響をもたらすため、見逃さないことが大切です。

 

子どもの睡眠関連呼吸障害の特徴

1.上気道炎に大きく影響される
アレルギー性鼻炎、急性、慢性副鼻腔炎、後鼻孔ポリープ、狭鼻症による鼻閉などにより、極めて多彩に変化する。
2.扁桃組織の状態に大きく影響される
咽頭扁桃は4〜5歳、口蓋扁桃は6〜7歳で生理的肥大がピークとなり、成人ではほぼ消失するといわれている。
3.無呼吸よりも低呼吸が主体となる
4.寝相が悪い
気道閉塞しやすい仰臥位は苦手で、うつぶせ寝や横臥位が多い。また、呼吸を楽にするために頻繁に寝返りしたり、首を後方に反らした睡眠体位をとることが多い。
5. 一度眠るとなかなか起きない
6.季節変動がある
6歳以下では、3月および冬期で悪化し、8月ごろに改善。学童期には変動は軽減する。
7.ADHD様の多動や学習障害がみられる
肺の機能的残気量が少ないため、短い閉塞性無呼吸でも高度の低酸素血症になりやすい。
そのため、身体的発育障害だけでなく、学習障害、精神発達障害などさまざまな影響を及ぼす可能性がある。
8.夜尿症や迷子になる頻度が高い

歯科的には、食べ物を飲みこむのが苦手で食事の摂取時間が極端に長いなどの特徴があります。

これらは、早期に介入し治療を行なうことで随伴症状も改善するといわれているため、小児に携わるすべ
ての関係者が連携し、適正な成育に関与することが求められています。

 

閉塞性睡眠時無呼吸症は、年齢に関わらず、非常に注意すべき疾患の1つとされていますが、小児閉塞性睡眠時無呼吸症は今後も増えていくと言われています。

 

子どもの発達や行動に問題があるなどで気になることがあるときは、睡眠の様子を注意して見てあげて、いびき等が見られたら早めに対策することが大切です。

 

現在の睡眠医療では成人の閉塞性睡眠時無呼吸症を完治するのは難しいとされています。

そのため、小児期から顎顔面部を適切に発達させることが、閉塞性睡眠時無呼吸症の予防に繋がるのではと小児矯正歯科医の介入が期待されています。

 

良質な睡眠が子どもの身体や脳の成長発達・心の安定に大切なことは明白です。
当院は「0歳からの口腔育成」にスタッフ一丸で取り組んでいます。

むし歯を予防し、きれいな歯並びを育成することはもちろんですが、発達段階に応じたお口の健康な発育を支えることを通じて、お子さんの自立や一生涯を通しての健康を手に入れるためのサポートをしたいと考えています。

 

是非、ご相談下さい。

2022年05月12日 更新

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