大分市賀来リンツガーデンウォーク内 医療法人 きし歯科ファミリークリニック (一般歯科 / 小児歯科 / 矯正歯科 / 予防歯科 / インプラント / スポーツ歯科 / 訪問歯科)

私たちは「予防」と「治療」でご家族皆様の「お口の健康」を守るクリニックです。

メッセージ

1 むし歯の治療について

従来のむし歯の治療の多くは、「むし歯を削って、詰めて終わり」とあくまで対症療法であり、そのままだとまたむし歯になってしまいます。
当院では「予防」を重視した治療、すなわち、むし歯になった原因を考え、お口の中の環境を良くすることで、 むし歯ができないようにする原因療法を重視しており、 多くの場合、ブラッシングのトレーニングや生活のご指導(食生活、おやつの内容など)をさせていただくため、 他の歯科医院に比べ、治療期間が長くなる傾向にあります。どうぞご了承ください。
下図の様に歯を削って治しても、平均的なかぶせ物、詰め物の耐用年数は6.9年といわれており、 「歯は削れば削るほど、歯の寿命が短くなる」と言っても過言ではありません。 現在の歯科材料は大変進歩していますが、天然の状態に優るものはなく、 できるだけ歯を削らないことが一生健康な歯を守っていくために必要なことです。
もちろん削る必要がある治療は、MIという考え方(診療方針参照)に基づいて行っていきます。
歯をできるだけ削らなくてすむように、早期発見と予防のための定期検診にぜひご協力ください。
治療した歯の平均耐久年数

2 歯の神経の治療について

歯の神経とは
歯にむし歯ができると痛みを感じてきます。これは歯の中の歯髄(しずい)と呼ばれる部分に、神経が通っているからです。
歯髄には神経と血管が通っており、歯に栄養を与えたり、酸素を運んだり、免疫などの防御反応を伝達するなど
重要な役割があります。
歯の神経  歯の神経
歯の神経がなくなると
歯の神経がなくなると痛みは感じなくなります。
しかし、歯の神経を取り除くということは、血管を含め歯髄全体を取り除くことを意味します。そのため、神経を取り除いた歯は、血が通わなくなり栄養などが届かず、やがて歯本来の抵抗力がなくなり、枯れた木の枝のようにもろく欠けやすくなります。
また、再びむし歯になっても、それを伝えるセンサーを失っているため、むし歯の発見が遅れてしまいます。
神経の治療とは
神経にまでむし歯が進行すると、やがて神経が痛んで化膿し、場合によっては顔がはれたり、細菌が全身にまわり熱が出ることがあります。この被害を食い止めるために、歯の神経を取り除く治療が必要となります。
神経の治療は、痛んだ神経を取り除き、消毒をおこない、細菌が入らないよう歯の根に防腐剤を詰め密閉する処置を行います。
神経を取り除いてしまえば、痛みは治まりますが、治療を途中で中断すると根が腐ってしまったり、 むし歯が進行して根がぼろぼろになり、最後には抜歯になってしまいます。
そうならないために歯の基礎の部分である歯の根の中をしっかりと治療しなくてはなりません。
そのため、どうしても時間と回数がかかります。どうぞご了承ください。

神経の治療

3 歯周病の治療について

歯周病とは

プラーク(歯垢)の中の細菌が原因で進行する歯周病は自覚症状がなく、ジワリジワリと歯を支える骨(歯槽骨)を溶かし、ついには全ての歯が抜けてしまう病気です。

その歯周病の原因であるプラークを除去する簡単な方法はブラッシングです。

当院では患者さんそれぞれにあった歯ブラシを提案させていただいております。

正しいブラッシングでプラークを徹底的に取ることが歯周病治療の基本です。

何度も練習して、そのテクニックを身につけることが遠回りのようですが歯周病克服への近道です。

歯周病は一回の来院で治る病気ではなく、長年の間に進行した慢性的な病気ですから治療後も定期的に診査、診断を受けることがとても大切です。

私たちは歯周病が改善に向かう環境を作ることしかできません、治すのは患者さんご自身です。共に頑張りましょう。

歯周病

4 バイオフィルムについて

バイオフィルムという言葉を聞いたことがありますか?
「排水溝のヌメリ」や「お風呂の水アカ」などにみられるヌルヌルは、身近なバイオフィルムの例です。
バイオフィルムの特徴は、表面にくっつく性質が強く簡単にははがれないため、専用の器具を使わなければなかなか除去できないことです。
プラーク(歯垢)もバイオフィルムです。
むし歯の原因菌は、お口に入ってきた糖を栄養源としてネバネバした物質をつくり歯の表面にしっかりくっつき、 それが溜まって厚い膜状(バイオフィルム)になります。
むし歯の原因菌はこの膜に守られて増殖し続け、 どんどん酸をつくり膜の内側は強い酸性となり脱灰(歯のエナメル質から成分のリンやカルシウムが溶出すること)が進みます。 こうしてむし歯が本格化していきます。
歯周病もバイオフィルムが始まりです。
歯と歯肉の境目についたプラークは歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)を広げて、奥に入り込みバイオフィルムをつくります。
この中に強い毒素を出す歯周病の原因菌が増殖し、周囲の歯肉などの組織を破壊し、歯を支える骨が溶けていき、ついには歯が抜けてしまいます。
バイオフィルムをとるには?
現在、もっとも効率的・効果的な方法と考えられているのが、PMTCです。
普段のご家庭でのブラッシングに加え、定期的なこのPMTCを行うことで将来のむし歯、歯周病の発症を抑えることができます。
PMTCを4年間継続して受けると、むし歯の発症率が1/16になるという報告もあります。

バイオフィルム


※うがい薬や歯磨き用のペーストを塗っても、バイオフィルム内の細菌にはほとんど効果はありません。

5 小児歯科医師として

あなたのお子さんは一人で治療することができますか?
厳しい言い方になるかもしれませんが、通常の歯科治療には、保護者の方が一緒でなければできないような治療はひとつもありません。
当医院では、歯科を受診するということを通じてお子さんの自立を目標にした歯科治療を行っていきたいと考えており、基本的に「母子分離」で行わせていただいております。
「一人で治療ができた」という自信はお子さんが成長していく上で必ず財産になります。
当医院はただ治療をするということだけではなく、お子さんの「心の成長」にも一役買えるのではないかと考えています。