感染対策の徹底
当院は、コロナ対策はもちろん通常の感染対策のための医療機器の導入も積極的に行なっております。
- ①空気清浄・水質管理の徹底
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当院では、「空気」と「水」に着目した「院内環境づくり」を行なっております。
- 「空気」に関しては、院内の浮遊細菌・ウイルス対策として高機能空気清浄機を採用し、 待合室などの共有スペースも高い衛生管理レベルを保っています。
- 「水」に関しては、安全面でも優れている水道配管内の細菌を原因とするバイオフィルムを剥離し、 常に新鮮な水を供給できる環境を実現しています。
- ②クラスB規格の 高性能滅菌器の導入
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国内で一般的に用いられている”クラスN滅菌器”では、器具の種類によっては滅菌が不十分な可能性があります。
そこで、当院では高性能滅菌器である”クラスB滅菌器”を使用しております。
*「クラスB滅菌器」とは、世界で最も厳格とされる欧州の歯科医院の滅菌基準を満たした滅菌器で、 バキュームと加圧を組み合わせることで確実な滅菌ができます。
しかし、国内では使用が義務付けられておりません。また、通常の”クラスN滅菌器” に比べてコストが5倍〜10倍かかるので日本ではあまり普及しておりません。
- ③ハンドピース専用の自動洗浄・高性能滅菌器の導入
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昨今、ハンドピース(歯を削るための医療機器)に対する滅菌管理が注目されております。
ハンドピースは、特殊な複雑な構造であるために、 通常の滅菌機では滅菌操作が完全ではない可能性が指摘されております。
当然、コロナ対策においても必須です。
そこで、当院では、以下の現在考えうる最善の管理体制を整備しています。
- 1)ハンドピース専用の滅菌器
- 2)ハンドピース用の自動洗浄・注油システムの導入
*ハンドピースの滅菌操作を確実に行なう為には、自動洗浄・注油システムが有効です。
スタッフがスプレー缶を用いて洗浄を行なう一般的な方法の場合には院内感染を引き起こすリスクがあります。
コロナウイルスをはじめとするウイルスを空気中に撒き散らす可能性があり 患者さんもスタッフも危険にさらされると私達は考えています。 3)感染症対策に強いハンドピースを患者さん毎に使用
*感染予防に貢献するゼロサックバック機構のハンドピースを使用しています。
- ④オゾン水および消毒用アルコールによる院内消毒の徹底
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*オゾンは、強力な酸化作用により、細菌やウイルス、臭いを分解し、 除菌や殺菌、 脱臭などの効果が認められています。
当院では、治療器具の洗浄、うがい、治療にこのオゾン水を使用しています。
既に新型インフルエンザウイルス・コロナウイルス・ノロウイルスなどに対して 不活化効果を持つことが確認されています。

今後も患者さんとスタッフを守るために、感染対策のための医療機器の導入を積極的に行なっていきます。