むし歯治療
できるだけ歯を削らない治療 = 患者さんの歯を大切にした歯科治療
当院では金属が入っていたり、むし歯に侵されてしまっている部分を慎重に削り、健康な歯を最大限残すことを大切に考えています。
当院では、このM.I.(Minimal Intervention)という考え方に基づいて、 丁寧にゆっくり時間をかけて、できるだけ神経を刺激しないよう配慮しながら少しずつむし歯の部分を除去していきます。
また、天然歯と同じ色調表現を追求した材料の使用など、できるだけきれいな仕上がりを目指します。
但し、歯の神経を刺激しないように少しずつむし歯の部分を除去していくため、どうしても時間がかかります。
従来のむし歯治療の多くは、「むし歯を削って、詰めて終わり」とあくまで対症療法であり、そのままだとまたむし歯になってしまいます。
当院では「予防」を重視した治療、すなわち、むし歯になった原因を考え、お口の中の環境を良くすることで、 むし歯ができないようにする原因除去療法を重視しており、 多くの場合、ブラッシングのトレーニングや生活のご指導(食生活、おやつの内容など)をさせていただくため、 他の歯科医院に比べ、治療期間が長くなる傾向にあります。どうぞご了承ください。
下図の様に歯を削って治しても、平均的なかぶせ物、詰め物の耐用年数は6.9年といわれており、 「歯は削れば削るほど、歯の寿命が短くなる」と言っても過言ではありません。
現在の歯科材料は大変進歩していますが、天然の状態に優るものはなく、
できるだけ歯を削らないことが一生健康な歯を守っていくために必要なことです。
もちろん削る必要がある治療は、MIという考え方に基づいて行なっていきます。