補綴物(歯のつめ物・かぶせ物)について
当院の補綴物(歯のつめ物・かぶせ物)に対するコンセプト:
なるべく歯を削らない治療方法を優先的に検討し、歯の延命を目指しながら、
天然歯と同じ色調表現を追求した材料の使用などにより、できるだけきれいな仕上がりを心掛けています。
※当院のむし歯治療は、歯の神経を刺激しないように少しずつむし歯の部分を除去していくためどうしても時間がかかります。
当院ではメタルフリー修復を推奨しています。
メタルフリー修復とは、金属を使わないで治療するということです。
今までは金属を使って治すケースが多くありましたが、近年、接着技術の向上、
コンポジットレジンや セラミックの物性の改善などにより金属を使わずに詰めたり、
かぶせたりすることが可能となっています。
メタルフリー修復を推奨する理由
保険治療で使用する金属の有害作用が近年注目されています。
金属の弊害
金属アレルギーにより、前癌病変である「扁平苔癬」や「掌蹠膿疱症」を引き起こす可能性があります。
口腔内の金属がアレルギー性を持つと、粘膜が炎症を起こす原因になります。メタルタトゥー
着色を取るためには切除が必要です。
海外では
ドイツ
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1993年より歯科医療でのパラジウム(銀歯の成分)の使用を禁止する勧告がされる。
スウェーデン
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妊婦と小児にはパラジウムの使用が完全に禁止されている。
歯の神経を痛めるガルバニー疾痛の発症
口の中に異種金属を使用することでガルバニー電流が発生します。お口の中で異種金属が接触すると唾液、歯質を介して、電流が流れます。
ガルバニー電流は、歯の神経を痛めるだけでなく、金属を腐食させてしまいます。
そのため、金属を使用した修復物はセラミックよりも耐久性が劣ります。
金属は虫歯を再発しやすい(2次カリエス)
数年経過した保険診療の詰め物の内側では、このようにすき間からむし歯が再発し進行するケースが多いです。
以上のように、銀歯(保険適用)はデメリットが大変多く、長期的な健康やむし歯の再発のリスクを考えたらお勧めできません。
当院ではセラミック修復を推奨しております。
咬合力の強い患者さんや早期に破折が予想される部位には保険外の材料であるセラミックを推奨しており、
患者さんの「長期的な健康」を考えた治療を実践しております。
※コンポジットレジンで長期的な安定が見込める(破折の可能性が低い) と判断ができる場合はコンポジットレジンを用いて保険内治療を行なっております。
セラミックのメリット
むし歯になりづらく、キレイな詰め物・被せ物をご存知ですか?
当院がおすすめする3つのポイント
- 審美性、白さがずっと続く!
- セラミックは保険診療の物に比べるとより天然の歯に近い色を表現でき、経年での変色しません!
- 清掃性、お掃除がしやすい!
- セラミックは表面が滑らかでツルツルしています。汚れが付着しづらく掃除もしやすいです!
- むし歯(カリエス)の再発が大変少ない!
- セラミックは銀歯より生体親和性が高く、詰め物として長い間しっかりと密着するので隙間ができることがほぼなく、二次カリエスが大変発生しづらいです。