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果糖の摂り過ぎにはご用心!

果糖の摂り過ぎが糖尿病や肥満、新型コロナなど「感染症」を悪化させる原因にもなるという研究結果が発表されました。

「果物」は肥りやすい!


「果物はいくら食べてもよい」「果糖は血糖値を上げないから体に良い」などとよく言われてきました。
 

果物に含まれている糖質は果糖、ぶどう糖、しょ糖(砂糖)です。ぶどう糖を摂取すると血糖値はすみやかに上昇します。しかし、果糖は血糖値をほとんど上昇させません。


したがって、果糖を多く含む果物などは「糖尿病の人に適する食べ物ではないか」と思われてきました。
しかし、果糖はぶどう糖に比べて中性脂肪に変わりやすく、結果として肥りやすい性質をもっています。その理由は果糖とぶどう糖は代謝経路が少し異なっているからです。
果糖とぶどう糖は小腸から吸収され肝臓まで運ばれぶどう糖の代謝経路に入ります。この時、果糖はぶどう糖より速く代謝(処理)されます。しかも、中性脂肪の合成が促進する物質に代謝(変換)されます。 


その結果、中性脂肪は脂肪細胞に貯えられメタボや肥満を促進することになります。確かに、果糖は血糖値を直接には上昇はさせません。しかし、糖尿病の人にとって必ずしも好ましい食べ物とは言えない訳です。

「果物」は食べ過ぎてしまいがち!


ご飯やパンなどの穀物は食後に血糖値が上昇し、満腹中枢が刺激され食欲にブレーキがかかり、それ以上食べるのを止めますが、果糖は血糖値を上昇させませんので、果糖のみの摂取では満腹中枢が刺激されず、ついつい食べ過ぎてしまいます。

 

果糖はブドウ糖よりはるかに甘みが強いので、たくさんの食品の甘味料、とくに清涼飲料水の甘味料として使われてしまっているのが現状です。
たとえば、アメリカで肥満が増えた原因のひとつは1970年代に登場した、清涼飲料水に使われる高果糖コーンシロップだと言われています。

 

英国のブリストル大学とフランシスクリック研究所によると、
果糖を摂り過ぎると、2型糖尿病や肥満、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)のリスクが上昇し、体の炎症が起こりやすくなり、この炎症が細胞や組織に損傷を与え、臓器や体のシステムが正常に機能しなくなる原因になり、免疫系が適切に機能するのを妨げることが明らかにされました。

また、米カリフォルニア大学が、フルクトース(果糖)を過剰に摂取すると、腸バリアを維持するタンパク質の産生が減少し、感染症が悪化する原因になるという研究結果を発表しました。

「 何事も過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。

2021年09月11日 更新