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食生活の重要性

以前のブログでもお伝えしましたが、改めて書籍「食生活と身体の退化」について。

元々ポリネシア人はすぐれた人種で身体もがっしりしており、髪はまっすぐで、褐色の皮膚は日に焼けた欧州人の様でした。現地食の人々はすばらしい歯と歯列弓、顔立ちを持っています。

 

 

 

 

 

両親が市販の近代食を食べ始めた後で生まれた子供たち。顔や歯列弓が狭くなっている上に、鼻孔も狭まり、歯は叢生状態を示しています。住民たちは立派な遺伝素質をもっているにもかかわらず、こうした退化状態の出現を抑止することはできませんでした。

 

このような退化現象は両親が近代食品を食べ始めてすぐ後に生まれた世代においてさえ、顕著です。

土着の食物から、輸入された食品へ転換するとむし歯が多発します。

成長期の子供と出産後の母親が最もひどいむし歯にかかっていたようです。

両親から近代食品を摂るようになってから生まれた新しい世代では、顔の形や歯列弓の形状にしばしば異常が起きていました。

 

 

当院でも歯列不正が認められる小児患者の急増や、以前より減少していると言えどもむし歯や歯肉炎に罹患している子どもも多くいることは、近代食の悪影響によるところが大きいと思います。

 

「食生活と身体の退化」にも記してありますが、

「我々は、単にエネルギー源として空腹感を慎めるだけのような誤った食生活を根本から改め、身体が真に欲する栄養素を摂ることで、自らの退化を防止し、さらに子孫が背負うハンディを無くし、より正常な遺伝を取り戻す必要がある。
人間が大自然の法則に従って生まれ、生かされているという峻厳な事実に、近代文明化の人々は、 今一度立ち返らなければならない。」

と、私も思います。

 

また、同著には、「歯や歯列弓に異常が起きるといった退化は、近代の退化現象のひとつの症状に過ぎず、歯の異常と一緒にたいてい他の器官の異常が発生しているか、或いは発生しつつある。
退化現象は、その障害のもたらされる時期で2つに大別することができる。その第一は、個人が生まれてから後に引き起こされた障害であり、第二は、出生前に障害を受けて生じたものである。
様々な調査や臨床例から、むし歯に対する免疫力の退化は、前者に属するものである事が分かるだろう。未開人達が、身体形成や体力回復のための要素が相当含まれた食事を摂っているうちはむし歯が出来にくいのに、近代食を摂り出すと、その世代にすぐ影響が出て、むし歯の数が増大する。

ところがまた原地食に戻ると、むし歯の進行がピタリと止まるという例からもそれは明らかである。 それに対し、近代食を摂り始めた世代の産んだ子供達に、上顎の狭小化、それによる歯列弓の異常、又、顔や鼻孔が狭くなり、身体も細く、弱くなる。という遺伝妨害による障害は後者の退化に属している。又、土壌の消耗という事態と相まって、そうしたことが遺伝となって伝えられてしまう症例も出現しだした。
近代生活をしている白人社会でも近代化した未開人社会でも、後で産まれた子ほど大きな障害が現れている傾向が強いのは、確実に両親の生殖能力が低下してきているという状況下で子供を産んでいる事実を示してる。未開の孤立集団の母親達は、色々な工夫のもとで何人もの子供達に正常な遺伝を授けて、楽々と出産を行なっている。その事実と比較すればその明暗は一層はっきりするに違いない。」

 

LIFE IN ALL ITS FULLNESS IS THIS MOTHER NATURE OBEYED.
本来の生命を開花させるには、母なる自然に従うこと。

 

真剣に食生活について考える時期が既にきていると思います。

 

私も「砂糖をなるべく摂取しないこと、和食中心にすること」から食生活の改善を始めています。

3ヶ月程で体重が4キロ落ちました。

気分的なものもあるかも知れませんが、甘いものを摂取するとしばらく体調が悪くなります。

「甘いものを食べたい」という欲求は日に日に無くなりつつあります。

 

皆さんも、「近代食をやめて、日本の伝統食に戻してみること」を考えてみられてはいかがでしょうか?

2021年12月12日 更新

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