よく噛むことは生きること
以前のブログでもお伝えしましたが、現代の子ども達は、「軟らかい食べ物」を好み、噛む回数が大幅に減少しています。
噛む回数が少なくなると顎の形状は変わり筋肉は萎縮します。歯よりも顎の骨や筋肉の方が環境変化に左右されやすいのです。負荷を骨や筋肉に与えることは、健全な口腔育成には欠かせません。
だからこそ、子どもには噛み応えのあるものを食べさせなければならないのです。
家族揃って同じものを食べていた時代と違い、現代家族の食卓は、家族それぞれが違うものを食べる『個食』が増加しているようです。まして、核家族化や両親の共働き、塾通いなどで、子どもが1人で食べる『孤食』になれば、「よく噛んで食べなさい」といった大人の注意もなく、子どもは必然的に自分の好きなものだけを好きなように食べるようになります。
食事は『単なる栄養補給』という意識傾向になりつつあるのではないでしょうか。

以前から何度もお伝えしていますが、食生活の変化は口の中に変化をもたらします。
西洋近代文明がもたらした精製された穀物、植物油、加工食品、そして砂糖、が生活の中に入ってくると同時にその子どもたちの顎は細くなり、むし歯、歯周病、咬合不全が急激に増加します。

動物による実験ではその種にとって適切でない食事を与え始めた世代から数えて2代目から様々な身体の変化(退化)が始まります。
そして3代目には生殖機能の低下がみられ、不妊症が多くなります。
戦後の日本で考えると今の若者たちはちょうど3代目に当たる世代と考えられます。
口を命の入り口にするか、病の入り口にするか。
生命の基本は口から入ります。
「良く噛んで食べる」のと「良く噛まない」との違いです。

調査および性格分析によると、良く噛む習慣があると、
「明るく、健康的で、元気そして、落ち着きがある」性格との相関関係があり、
あまり噛まないで食べる習慣があると、
「暗く、不健康で、落ち着きがない」性格との相関関係がみられたとのことでした。
食事で性格は変わるし、人生も変わります。
お伝えしたいことがまだまだたくさんあります。
縁あってご来院された方に有益な情報をご提供したいと思っています。
遠慮なく聞いて下さい。
2022年01月15日 更新






