厚生労働省認定 かかりつけ強化型診療所

きし歯科ファミリークリニックは
大分市賀来にある歯科医院です。

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口腔育成トレーニング(MFT)について

近年は口腔機能が良好に発達せず、ガラガラうがいどころか、口を閉じてのブクブクうがいさえ上手くできない子ども達も多くいます。

そのまま成長を続けたら、子ども達は将来どのような問題を抱えるでしょうか?
小児の8割が口呼吸と言われています。成長期の鼻呼吸は極めて大切です。なぜなら、口呼吸のまま成長すると、口腔機能の低下だけではなく、歯並びや顔貌にまで影響するからです。

 

 

また、むし歯の減少により、今の子ども達は、歯科を受診する機会が多くありません。
つまり、口腔機能の発達に問題があったとしても、ほとんどの子どもやその保護者がそれに気づくことなく成長を続けることになるのです。
顎の骨の発育不良が鼻腔や気道の狭さにつながり、呼吸が阻害されることで鼻づまりや睡眠障害を引き起こしている例も多くあります。良質な睡眠が子どもの身体や脳の成長発達・心の安定に大切なことは明白です。

また、歯列・不正咬合により、ストレートネックや胸椎の湾曲、顔のゆがみ、発音(滑舌)の悪さを招き、頭痛や肩こりに悩まされ、集中力が保てない子どもも増加傾向にあります。

 

遺伝的な要素よりも、口呼吸を代表とした悪習癖が歯並びを崩す大きな要因です。
だからこそ、なるべく早期に「舌の位置、呼吸、嚥下、唇を閉じる」などといった、 教えられなければ身につくことのない習慣を根気強く口腔育成トレーニング(MFT)を行なうことによって身につけさせてあげなければならないのです。

当院では、現代の子どもの特徴に合わせて、子どもの口腔機能も検査し改善する診療体系を整えております。
機能が形態を決めます。
口腔機能が正常に発達すると、顎骨の成長方向は正常に保たれて、歯列・不正咬合も予防できます。

当院は、より多くの子ども達の健やかな発育を支えていきたいという想いから、ご希望の方には保険内で総合的に診査し、それぞれの子どもの状態に合わせて口腔育成トレーニング(MFT)を行なっています。

保護者の方は、子どもを当院に通わせることや自宅でのトレーニングなど、手間がどうしても増えます。

でも、「手間を惜しまない」そのもうひとふんばりが、子どもの生涯の健康、機能や能力、こころの発達に大きく影響してきます。

口腔育成トレーニング(MFT)を通して、子ども達の明るい未来のためのサポートをしたいと考えています。
一緒に頑張りましょう!

2022年04月07日 更新

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