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国民皆歯科健診

後藤茂之厚労相は、今月3日の記者会見で、

政府が来週まとめる経済財政運営の指針「骨太の方針」に、全国民に歯科検診を義務付ける「国民皆歯科健診」の実現を目指す方針が明記される見通しになったことについて、同省として積極的に推進する考えを示しました。

 

 

「国民皆歯科健診」とは、「高校まで義務付けている歯科健診を、年一回は全国民が受診すること」とされています。

 

 

国民皆歯科健診は、2021年6月に発足した自民党内の議員連盟「国民皆歯科健診実現議連」を中心に提言され、2021年10月の衆議院選挙では、自民党の公約にも記されていました。

議連の中心人物は、自民党の山田宏参議院議員です。

 

この山田宏参議院議員は歯科医師ではないのですが、歯科医療に関する見識は深く、

2021年3月19日の参議院予算委員会では、カタールやカナダの研究者が1月に専門誌に発表した

「歯周病と新型コロナ感染の重症度との関連性」という論文を紹介されました。

この論文では、

歯周病に罹患している新型コロナ患者群においては、歯周病に罹患していない患者群と比較して、
・ 死亡する可能性が8.81
・ ICUでの集中治療が必要となる可能性が3.54
・ 人工呼吸器が必要となる可能性が4.57
ということが報告されています。

 

また、この山田宏参議院議員は、東京五輪前に雑誌の取材で、

むし歯治療の結果としての「銀歯」を問題視しておられ、

「ギラッと目立つでしょ。東京五輪で日本を訪れる外国人観光客に、どう思われるか……。

かつては、歯の治療に金属を使っている国はたくさんありました。

でも、いま使っているのは日本だけなんです。また、銀歯に認められる保険点数は、あまり変わっていません。値上がりのスピードに追いつかず、歯医者さんが自腹を切って、金属を用いる治療を続けている状態なんです。

日本で使われている銀歯は、金、銀、パラジウムなどを組み合わせた合金のかぶせもので、材料に使われている金やパラジウムは価格高騰が起きており、一緒に銀歯も値上がりしている。

しかも、せっかく治療しても金属の一部が唾液などと反応し、イオンとなって体内に取り込まれてしまうことで、金属アレルギーを誘発するケースがあります。

さらには、銀歯のかぶせものを取ると、銀のイオンで歯が真っ黒になっているケースも。虫歯ではないけど、歯が傷んでいることもあるんです」

というコメントを残されています。

 

お口の健康は全身の健康に繋がります。

 

健康維持の第一歩は口腔ケアです。

口腔ケアで、今後も感染予防を徹底していただきたいと思います。
歯周病が新型コロナウイルス感染症の病状に大きく影響していることは明らかです。
また、歯周病がアルツハイマー型認知症の原因因子に直接、深く関わっていることが分かっています。
高齢になってから慌てて口腔ケアを行なうのではなく、なるべく早い時期から口腔ケアを習慣付けることが大切になります。

是非、健康で元気に長生きするためにも口腔内を清潔に保つように心掛けていただきたいと思います。
健康長寿のために、歯科医院で定期的に口腔ケアを受けましょう!

あなたの「予防」で、あなたの「未来」が決まります!

2022年06月05日 更新

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