小児歯科とは?
小児歯科って何をするところでしょうか?
小児歯科は、むし歯になったら来るところでしょうか?むし歯になる前に歯を予防するところでしょうか?
当院の小児歯科は、歯が生えてくる前からのお口の健康や、体の健康を育てる場所でもあります。
歯科は、病気でなくても長期にわたって定期的に通院する科で、特に当院の小児歯科は赤ちゃんの頃から定期的にその子の成長を診ていきますが、そこでは口の中の成長、発育だけではなく、体全体の発育、心の発育も診ていきます。
だからこそ、その時々に合ったアドバイスをしたり、適切な早期介入ができるのです。
そうした意味でも、小児歯科と小児科が緊密に連携することはとても大きな意味を持っていると考えていますが、鼻詰まりが歯並びを悪くする大きな原因だと分かっている現在、子どものアレルゲンの特定のためにアレルギー科との連携は必須です。
歯が生えていない時から歯科医院に行って何をするの?と思われる人も多いようですが、歯が生えてくるまでにその後の健やかな成長に向けて知っておくべきこと、やっておいたほうが良いことがたくさんあるのです。
例えば、赤ちゃんは、お母さんのおなかの中にいるときから指しゃぶりをしたり羊水の飲み込みの練習もして口腔機能を育てていますが、妊婦さんが偏った姿勢でいると、口腔機能の発達を妨げ、生まれた後の歯並びに影響を与えます。
今は、インターネットで色々な情報が簡単に入手できます。
しかし、それが全てお子さんにとって有益な情報かどうかは分かりません。(「どうすれば子育てが手抜きができるか」みたいな情報で溢れています。)
その子、その子により状況が違うので、それを実際に診て定期的にアドバイスしてくれる専門家を見つけておくことが大切です。
お母さん方には様々な悩みがあるかと思います。
そして、その悩みが実は「お口」に原因があることも多くあります。
親は子どもに、「健全に育って欲しい」、「少々のことじゃへこたれない大人になって欲しい」と考えているものではないでしょうか?
「子どもの成長は待ったなし」です。
一日一日を是非大切にしていただきたいです。
身体や顎、脳の成長にも臨界期(子どもの様々な能力を左右する決定的な時期 )が存在します。
時間が全てを解決するわけではないと思います。
歯並びが悪くなる原因があるまま成長すれば、歯並びは当然悪くなりますし、顔貌にも影響を与えてしまいます。
むし歯ができてしっかりとした治療をしても、原因を改善していなければむし歯は再発します。
口呼吸が習慣化してしまうと、集中力は続きませんし、学習力にも悪影響を与えます。
子どもの一生涯に渡る健康や厳しい社会を生きる力を獲得するためのヒントは、当院で定期的に開催している勉強会・相談会に是非参加して学んでいただきたいし、様々なお悩みをご相談いただきたいと思います。
まだまだ発展途上ですが、多くの歯科医院の中から当院を選んでいただき、そして通院していただいている皆さんのより良い未来のために、スタッフ一同努力を続けていますし、様々なシステム改善に取り組んでいます。
皆さんのご期待に応えられるように今後も精進していきます!!
2024年03月20日 更新