スポーツ学会フォーラム
スポーツ外傷予防とパフォーマンス向上について、バイオメカニクスの観点から勉強しました。
物理学も交えたものでしたが、興味深い講演でした。
膝前十字靭帯(Anterior Cruciate Ligament)を断裂したマイケル・オーウェン
個人的には、特に「接地」の重要性を感じました。
近年、日本選手のマラソン記録も向上していますが、前足部から着地するフォアフット走法の選手が増えてきていることが要因の1つかと考えています。
フォアフット走法は、接地時間が短くなるため、反発力は大きくなり、スピードが出やすく、非常に効率の良い走り方と言われています。
そして、前足部に「エア」が搭載されたナイキの厚底カーボンシューズの着用も相まってマラソンの記録向上が続いていると思われます。
でも、フォアフット走法は、ふくらはぎやアキレス腱に大きな負担がかかる為、怪我にはくれぐれも注意が必要です。
今回の講演は、中学・高校と陸上競技をしていた私にとって色々と思いを馳せる機会になりました。
スポーツ外傷予防の為に、啓蒙活動を様々な視点から行なう必要があります。
スポーツデンティストとして、もっと多くの方に情報提供を行なわないといけないと痛感しました。
2024年07月21日 更新