厚生労働省認定 かかりつけ強化型診療所

きし歯科ファミリークリニックは
大分市賀来にある歯科医院です。

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トップページトピックス生後6ヶ月〜1歳 「お口ポカン」が気になるお母さんへ 〜歯並びは“生える前”から育ち始めています〜

生後6ヶ月〜1歳 「お口ポカン」が気になるお母さんへ 〜歯並びは“生える前”から育ち始めています〜

「最近、口がよく開いている気がする」

「寝ているとき、口がポカンとしている」

 

その気づきは、とても大切です。

 

生後6ヶ月〜1歳は、

口腔機能が急速に発達する“歯列形成の基盤期”です。

 

 

🦷 乳前歯が生える頃、すでに歯列の兆候が現れることがあります

 

近年、1歳前後で乳前歯に軽度の叢生(歯の重なり)が認められる症例が増えています。

発生学的に、乳歯の歯胚は顎骨内で必ずしも整然と並んでいるわけではありません。

 

その配列は、

・舌圧

・口唇圧

・頬圧

・嚥下様式

・呼吸様式

といった機能的刺激により、顎骨成長とともに整えられていくと考えられています。

これは発育学で知られる「機能的マトリックス理論」とも整合します。

 

 

👶 生後1年が重要な理由

 

生後1年は、

✔ 顎骨の急速成長期

✔ 舌機能確立期

✔ 嚥下パターン移行期

✔ 鼻呼吸の定着期

 

にあたります。

 

この時期は、

形よりも“機能”が優位に歯列発育へ影響する時期と考えられます。

 

 

🌱 「お口ポカン」は何を示すのでしょうか

 

お口ポカンは単なる癖ではなく、

□ 口唇閉鎖力の未発達

□ 低位舌

□ 口呼吸傾向

□ 姿勢不安定

などを示唆する可能性があります。

 

これらは顎の成長環境に影響する要素です。

 

 

 

🪑 姿勢・呼吸も歯並びに関係します

 

🔹 姿勢

□ 足が床につかない

□ 背中が丸い

□ 片側に傾く

→ 噛む力が安定しにくくなります。

 

🔹 呼吸

□ 鼻づまりが多い

□ 食事中も口が開く

□ 睡眠時に口が開く

→ 低位舌につながりやすくなります。

 

 

 

🍚 離乳食は“口のトレーニング”

 

離乳期は栄養摂取だけでなく、

✔ 歯ぐきでつぶす

✔ 横方向にもぐもぐ

✔ 口を閉じて噛む

といった機能獲得の時期です。

 

やわらかすぎる食事や丸呑みが続くと、

十分な機能刺激が得られないことがあります。

 

 

 

🦷 当院の考え方

私たちは歯並びを「結果」と捉えています。

 

その背景にある

・舌の位置

・口唇閉鎖

・鼻呼吸

・姿勢

・咀嚼機能

を整えることが、健全な歯列発育環境につながると考えています。

 

 

🌿 今できること

 

✔ 口を閉じている時間を観察する

✔ 鼻呼吸を意識する

✔ 足裏を安定させて食事する

✔ 月齢に合った硬さ・形状にする

 

生後1年は“育て直し”ではなく、

“育てる最適期”です。

 

 

🦷 早期からの相談が大切です

 

気になることがあれば、早めにご相談ください。

当院では、

・管理栄養士による食育支援

・口腔機能評価

・必要に応じた小児矯正相談

を行っています。

 

歯並びは、生える前から始まっています。

 

 

 

医療法人きし歯科ファミリークリニック 院長 岸 岳宏

2026年02月15日 更新

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