スマホ姿勢が子どもの歯並びを変える? ~ ストレートネックと口呼吸・過蓋咬合の深い関係~
最近、こんなお子さんが増えています。
- ・気づくと口がポカンと開いている
- ・猫背になりやすい
- ・顔が前に出ている
- ・食べる時にクチャクチャ音がする
- ・歯並びがガタガタしてきた
- ・前歯が深く咬み込みすぎている
- ・いびき・寝相・集中力が気になる
実はこれらは、
「歯だけ」の問題ではない可能性があります。
近年、スマホや携帯ゲーム機・タブレットを長時間使用する子どもが増え、それに伴って「ストレートネック(スマホ首)」の子どもも急増しています。
ストレートネックとは?

本来、首の骨(頸椎)はゆるやかなカーブを描きながら、重い頭を支えています。
しかし、
- うつむいた姿勢
- 長時間のスマホ
- 携帯ゲーム機
- タブレット視聴
- 猫背姿勢
などが続くと、首のカーブが失われ、頭が前に出た状態になります。
これが「ストレートネック」です。
通常5kg程度ある頭は、前に30度傾くだけで首には約18kgもの負荷がかかるとも言われています。
その結果、
- 首や肩の筋肉が過緊張
- 呼吸が浅くなる
- 口呼吸になりやすい
- 顎の位置が後方へ引っ張られる
といった変化が起こります。
ストレートネックは“歯並び”にも影響します。
子どもは成長途中です。
そのため、姿勢の影響を大人以上に受けます。
特に、頭が前に出る姿勢では、
下顎が後ろへ引っ張られやすくなります。
すると、
- 過蓋咬合(深い咬み合わせ)
- 出っ歯傾向
- 下顎の成長不足
- 口呼吸
- 舌の位置異常
- 咀嚼機能低下
などが起こる可能性があります。


過蓋咬合(左側方面観)

過蓋咬合(正面観)
つまり、
「姿勢」が「歯並び」や「呼吸」にまで関係しているのです。
歯並びだけを見ても、本当の改善につながらないことがあります。
歯並びや咬み合わせの治療というと、
「歯を並べること」に注目が集まりがちです。
しかし実際には、
- 姿勢
- 呼吸
- 舌の位置
- 飲み込み方
- 体幹
- 睡眠
- 生活習慣
なども深く関わっています。
口の中だけを治療しても、
原因が改善されなければ後戻りしたり、
うまく成長しないケースもあります。
だからこそ当院では、
矯正治療前に「姿勢評価」を大切にしています。
当院の考え方
「歯並びだけではなく、成長全体を診る」
きし歯科ファミリークリニックでは、
- 歯科医師
- 歯科衛生士
- 理学療法士
- 言語聴覚士
- 管理栄養士
- 保育士
など多職種で連携しながら、
お子さんの「口」と「身体」の両方をサポートしています。
SHISEIアカデミーでは、
- 姿勢
- 呼吸
- 舌の位置
- 体幹
- 足の使い方
- 飲み込み
- お口ぽかん
なども含めて総合的にサポートしています。

子育てで大切なのは「環境設定」
子どもの成長は、
毎日の生活習慣の積み重ねです。
スマホや携帯ゲーム機を完全に否定するわけではありません。
しかし、
- 長時間の使用
- うつむいた姿勢
- 寝転び視聴
- 長時間の動画視聴
が続くことで、
身体や歯並びに影響を与える可能性があります。
だからこそ、
- ・使用時間を決める
- ・姿勢を意識する
- ・外遊びや運動を増やす
- ・しっかり噛んで食べる
- ・鼻呼吸を意識する
といった「環境づくり」がとても大切です。
“今”だからこそできることがあります。
成長期の子どもの身体は、
良くも悪くも変化しやすい時期です。
逆に言えば、
早い段階で気づくことで改善できる可能性も大きいということです。
- ・口が開いている
- ・姿勢が悪い
- ・歯並びが気になる
- ・いびきがある
- ・集中力が続かない
- ・食べ方が気になる
そんなサインがあれば、
ぜひ一度ご相談ください。
きし歯科ファミリークリニックでは、
「歯だけ」ではなく、
お子さんの未来の健康まで見据えたサポートを行っています。

2026年05月14日 更新






