メインテナンスは不要不急?
以下、歯科コンサルタントの記事です。
メインテナンスは不要不急?
どんな治療も不急はあっても不要はない!のです。
メインテナンスは口腔内はもちろん全身疾患への影響もあり、患者さんの健康のために
絶対に必要な「処置」です。
そもそも、「コロナだから来なくても平気」というのは明らかにおかしい。
・歯周病患者さんなどは何ヶ月も放っておいていいわけがありません。
・むし歯のリスクが高い子どもは、3ヶ月経つと初期むし歯が歯の神経まで達します。
・矯正治療を途中のまま放置すると後戻りします。
歯科治療は決して「不要」ではない。ただし、「不急」ではないケースもあります。
最も重要なのは、延期したとしても、これぐらいの期間までには来院すれば良いかを、かかりつけ歯科医院に確認することです。
また、 「歯科の安全性」についてですが、
テレビなどのマスコミでは「歯科は感染リスクが高い」といった報道がされています。
たしかに、飛沫が飛び、出血もありますので環境としては決して良くはないと思います。
しかし、そもそも肝炎やエイズなどの感染リスクがあるわけですから、日頃から滅菌消毒は徹底していますし、さらに【3密】対策もしています。
そして何よりもそうしたデータは国内で今のところ公式発表されていないということ。
歯科医療従事者だからといって感染率が高いというデータは一切ないのです。
「歯科治療を通じての患者さんの感染の報告」はまだありません。(2020年5月12日現在)
過度にコロナを恐れるあまり患者さんに必要以上の不利益があっては本末転倒です。
2020年05月17日 更新