矯正治療
外科手術をしない小臼歯の抜歯をしない矯正治療
当院では「外科手術をしない」「小臼歯の抜歯をしない」矯正治療を行なっております。
私たちが目指す矯正治療は「見た目の歯並び」を整えるのではなく「噛み合わせ」を治療することだと考えています。
全身の健康と関わっている「噛み合わせ」を整えることこそが、本当の美しさにつながるのです。
「噛み合わせ」を整える当院の治療法は外科手術をする必要がなく、健康な歯を抜く必要がありません。
外科手術をしなければ治らないと言われてあきらめていた方、自分の大切な歯をできる限り抜歯せずに治療したい方、 良い噛み合わせでより快適な生活を送りたい方、ぜひ当院にご相談ください。
1.抜かない矯正
小臼歯の抜歯をしない矯正治療
なぜ小臼歯を抜歯せずにガタガタの歯並びが治るのか?
八重歯は「顎の骨が小さく歯が並びきらない」ことが原因と考えられています。
顎の骨が小さいのなら、歯が綺麗に並ぶスペースがありませんので、
八重歯(3番)の後ろの歯である小臼歯(4番)の歯を抜歯して、
歯が並ぶスペースを確保し、3番を歯列の中に取り入れる治療方法が考えられます。
現在、八重歯になる原因は「顎の骨が小さくて歯が並びきれない」だけでなく、 下顎の位置関係、歯の傾きなど様々な要因があることが分かっています。
そういった様々な要因を取り除くことで、従来、小臼歯(4番、5番)を抜歯しなければ治療できない症例でも、 非抜歯で治療可能となってきているのです。
小臼歯(4番、5番)は「噛み合わせの安定」に最も大切な歯なのです!!
八重歯を治療し、前歯をきれいに並べるために、他院で小臼歯(4番、5番)を抜いている患者さんが多くいます。
しかし、すべての患者さんではありませんが、小臼歯を抜歯して治療した後、噛み合わせがうまくいかない、 顎関節症になったなどの問題がみられるようになりました。
一生自分の歯で食事ができるという機能的な観点から考えると、 小臼歯は噛み合わせの長期的な安定に欠かせない歯であることが分かってきました。
しかし、一度小臼歯を抜歯して機能的な問題が起こった場合、二度と後には戻れないという大きなリスクがあります。
当院は第一選択として小臼歯を抜歯しておりません。 まず機能的に良い噛み合わせになるようにcadiaxで精密に検査をおこない、治療方針を立てています。 機能的に小臼歯は非常に大切な歯であることから、小臼歯を抜歯せずに治療できる治療方針を考えます。
また、下顎の位置関係、歯の傾きなどの原因を新素材ゴムメタルワイヤーで治療を行なうことで ほとんどの症例で小臼歯を抜歯しなくても治療可能になってきています。
2.外科手術なしで治療
出来るなら外科手術したくない 外科手術なしで治療可能な方法とは?
一番気になるのは「外科手術」
受け口を治したいという患者さんが一番気にされるのは「外科手術をしなければ改善できない」という言葉ではないでしょうか。
確かに重度の受け口になると外科手術を行わなければ、正常な噛み合わせにすることが難しい場合があります。
しかし、顎変形症の手術を受けるため入院が必要で、術後の後遺症が起こる可能性もあり、
患者さんへの負担が少なくありません。
また、どの程度の受け口であれば外科手術が必要なのかといった診断基準が担当医によって違ってくることもあります。
本当に「外科手術」が必要?
当院では、下顎を適切な位置に誘導する治療法を用いることによって、 従来外科手術をしなければ治らないといわれた症例でも外科手術なしで治療できるようになりました。
外科手術を行わないと骨格自体の形を改善することができませんが、
きちんと噛めるという目的は外科手術なしでも達成できることが多いのが事実です。
すべての症例が外科手術なしで治療できるわけではありませんが、
外科手術なしで治療できる選択肢もあることを知っていただければと思っております。
なぜ外科手術なしで受け口が治療できるのか?
受け口になる原因は単に下顎が水平的に前に出ているだけではないことが分かってきました。
実は下顎の垂直的な成長が大きく関わっています。
従来、受け口の原因や治療法は「水平的なアプローチ」で行われていましたが、「垂直的なアプローチ」を用いることで、従来外科手術が必要だと言われた症例でも、外科手術なしで治療できるようになりました。
当院では、CADIAX(キャディアックス)を用いた顎関節機能の検査や模型分析、 顎顔面骨格の診査を詳細に行うことにより、 小臼歯抜歯や外科手術することなく審美性と口腔機能の回復を可能にした矯正治療を行なうことが出来ます。